初恋

幸せ

「ゆっくり話をしなければいけないね」



紫月の言葉に葵も頷く。



「温泉にでも行ってくつろぎたいな」



「温泉!?」



「ああ、ゆっくり出来る」



「でも・・・紫月、お仕事忙しいんでしょう?無理しないでね」



殺人的に忙しい紫月は休みを取るどころではないだろう。



「大丈夫、何処へ行きたいか考えておいて」



まだ熱のある葵を無理させないように紫月が去ろうと立ち上がる。



「おやすみ」



「おやすみなさい」



睡魔には勝てなくて紫月が去ったあとすぐに眠りについた。



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