初恋
ダイニングルームでは貴子が朝食のセッティングをしていた。


葵を見てにこやかに挨拶をする。


「おはようございます。今日は早いのですね?」


「おはようございます 早く目が覚めちゃったから・・・・」

貴子はその理由が紫月に会えないからだと思った。


まさか悪夢を見たことなど知らずに。


「今日はとても寒いですわ、温かい飲み物をお持ちしましょう 何を召し上がりになりますか?」


「え・・・っと・・・ホットミルク」

胃がおかしいのでホットミルクが一番良いかと思ったのだ。



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