初恋
葵を起こさないようにそっと隣に滑り込み華奢な身体を抱きこむ。


「う・・・ん・・・」


うっすらと目を開けた葵。


「もう・・あさ・・・?」


舌ったらずな声で呟く。


「まだだよ 怖い夢は見ていないか?」


「みてない・・・しづき・・・幸せ・・・」


葵は紫月の身体をぎゅっと抱きついてもう一度眠りに落ちた。




< 291 / 404 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop