君と私の1ページ
「涼はきっと樋口のこと心配なんだろ」
そう言ってはにかんだ笑顔を見せるのは
同じクラスのサッカー部。
吉崎 隼人だ。
吉崎とは特別仲がいいわけでもなく
優しくて爽やかだなとおもう 。
「なんであたしが心配されるのよー」
「んー…好きなんじゃない?」
私の勘違いだろうか。
少し吉崎の顔が悲しそうになった。
私の勘違いなのかな。
「楓ー、はやく食べようよー」
あ、詩織の存在忘れてた。
そして私たちはお昼を急いで食べ
5、6の授業はほぼ寝ていた。