黒猫系男子にご注意です



「なにその真っ赤な顔。
ふっ、りんごみてぇ。」



ぼぼっとまさにりんごのようになっているわたしを見て笑っている。



は、恥ずかしいぃぃ...



「まあ、でも?
テストの勝負はマジだから。」



「え?」



「え?じゃ、ねえだろ?
俺が、そんな簡単に許すと思う?」




わたしが泣きそうになっているのをあざ笑うかのように、ニッコリ笑う。






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