浅葱色の妖




そんな私達の横を、二人の男のうちの一人が走り抜けていった。



だけどそんなことどうだっていい。



「お母さん…お母さん…!」



お母さんの体を抱き抱えると、微かに目を開いた。




「葵…」


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