LOVE&LIFE
「そろそろ、出発してもいいかい?」

圭が聞いてくる。

そう言えば、打ち合わせあるんじゃん。

「はーい。またね、ふーくん。」

「ふゆりんバイバーイ!!」

「またな。」

遼と日向と和希が手を振りながらいう。

「なんか、思ってたのと違った。」

「どう思ってたんだよ。俺たちsquareの事を。」

「生意気な奴らだと思ってた。トップアイドルだから上から目線で言ってくると思った。」

まぁ、実際そういうアイドルがいるしな。

「だけど、お前らは違うんだな。俺と同等に話してくる。」

「そういう奴らが集まってるからだよ。」

「少しだけお前らの良さが分かった。もちろん櫻木優弦の良さも。ありがとな。」

真田は少し微笑んだ。

「あと、お前が俺様だってことも分かった。」

俺、裏の顔だしたか?

出した記憶が無い。

「どこでそう思った。」

「今もそうだし。『走れ。』って言った時の声のトーンでそう思った。」

鋭いな。

こいつ少し苦手かも。
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