ハートに触っちゃダメです!

朝食の席――――


完全に“その気”のうらら


「だから・・・異性に限定だってば」


私の隣にぴったりくっついちゃって言っても聞かない。



「何やってんだお前ら?」

丸瀬先生が来てどー見てもおかしい二人の様子に

「うららの席はあっちだろ?」


うらら引き離してくれ一安心


と思ったら



「で?何が限定だって?」


聞かなくていいのに・・・


「何でもないです!」



それこそ

そう

丸瀬先生には知られちゃいけない。



私が丸瀬先生を“運命の人”だとか思っちゃってるって思われたくないし・・・




取り合えず全部無視して



「朝からよく食べるな・・浅見は」



食事に集中するしかないでしょ?



そんな感じでその場を過ごし




これでなんとか



とか


思ってたら?


< 181 / 526 >

この作品をシェア

pagetop