ハートに触っちゃダメです!
「さっきの本気だから。」
「さっきのって?」
「あの二人より俺の方がいいと思わない?」
何だかものすごく私の方に顔寄せてくる雅さんに
「ほ、本気・・・ですか?」
少し顔を遠ざけつつ言うと
「だから、そうだって言ってるんだけど?」
私の反応を面白がってグイグイ顔寄せてくる。
「か、顔近いです・・」
言いながら
視線
感じる先に
ものすごい形相のうらら
と
もう一人
丸瀬先生も不機嫌そうな顔して接客してる。
よく見ると丸瀬先生
紅茶を注いではいるんだけど・・・
ドボドボドボって
カップから溢れさせて
「申し訳ございませんお嬢さま!」
とか言って謝ってる。
そして、すぐさまフキンを持って駆け寄ってるのは丸瀬先生のお父さん。
「心ここに在らずだね?
あれじゃあ、お客が可愛そうだよね?」
確かに・・
「ですけど・・それって雅さんのせい
じゃあ・・・」
「俺?でも、うららは分かるけど、光さんがシットする理由ないよね?」
「まあ・・そうですけど。」
丸瀬先生にとって私が誰とどうなろうと関係ない。
シットする理由なんて・・・
「シット?」
あれがシットなの?まさか・・・
「シットでしょ?
俺だって同じ男だからね。分かるよ、あれ、あの感じは、絶対にシットだね。」
「同じ・・男・・・ですか?」
思わず聞くと
「ああ、もしかしてまだ疑ってる?
メイドは、仕事なんだよ。
俺は、本来は男で好きなのは女の子。
ちなみに浅見さんは、俺のタイプ。」
「えっと・・・」
今のって
今度は軽く告られた感じ?
今日は
どうなっちゃってるの?