ハートに触っちゃダメです!

それからこの際だから思い切って『元カノ』のことを聞いてみた。



「どんな人だったの?」


「浅見とは正反対かな?」


「どうゆう意味?」


「小さくて儚くて守ってやらなきゃいけない・・・そんな感じ?

ま、実際はさあ・・・」


「どーせ私は強くて守らなくていい女ですよーだ!」


「そうじゃなくって・・・いいから聞け。

浅見が元カノって思ってる女はただの元生徒。

両親の不仲で悩んでたんだ。

相談されてた。

ま、当時は新任で教師なんて自覚も半分ぐらいだったし?

だから、休みの日とかも外で会って話し聞いてやったりしてたんだよな。

それからとうとう両親が離婚だって時にあいつあり得ない位に不安定になってて・・・



多分さあ


恋愛感情とかじゃなかったんだと思うけどミクのやつ俺に告って来て・・・」



その子・・・『ミク』って言うんだ・・・

名前で呼ぶなんて・・・



「それで付き合うことに?」


「なわけないだろ?俺だって自覚薄くても教師だぞ。」


自覚薄くても・・・ね


「だって・・・実際に私とだって付き合ってるし・・・」


「それに、好きかどうかの問題な。」


自覚薄い教師は


急に真顔になって


「分かるだろ?

誰でもいい訳じゃない。

俺は、好きにならなきゃ付き合わない。


浅見もそうだろ?」


突っ立ったままの私を見上げる丸瀬先生。


それは

私のこと『好きだ』って言ってる・・・だよね?


嬉しい・・・


けど






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