ハートに触っちゃダメです!
それから丸瀬先生の妹は

「取り合えず座って」

とか言って


いつの間にか私の前のテーブルの上にはお茶のセットが用意されて

「どうぞ、くつろいでちょうだい。」

なんて言われた日には・・・


なんかちょっと

何?

って

感じ。



長い足を投げ出し私の向かいのソファーに座る丸瀬先生の妹

この家からしてそうだけど

違う世界の人みたいで


「スタイルバツグンだね?モデルさんみたいだよね?」

何を話したらいいのか?

「ふふっ、そう?別に普通。」


ちょっと鼻で笑われた感じで

簡単に返され

普通じゃないでしょ?


ちょっとムッとしそうになりながらも

「うららちゃんみたいだったら、私なんか人生バラ色だよ。」


つい

バカみたいなこと言っちゃって


「ふふっ、そう?」

また鼻で笑われ



「あっ、『うらら』でいいよ。

あたしも『とも』って呼ぶし。」




なんだか一方的になんとな~く上からな感じで言われて



「え・・あ、うん。分かった。」


こっちは年上なんだぞ!

なんて言えそうもなくって



ティーカップを両手で持ち上げ

ちょっとだけ冷静になろうと口をつけ

飲もうとしたところで



「なんか、ともって面白いかも?

つまんない夏休みって思ってたけど、ともが家庭教師なら1カ月楽しめそう。

ホントによろしくね!」


とか

急にそんなこと言われて


バカにされてるんだかなんだか?

なのに

「うん、こちらこそよろしくね。」



とか

言っちゃってる私。
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