Blue Snake

そんな彼を清水凛は思いっきり無視し、私に笑いかけた。

「あの旭の腕の中にいるのは白石悠ちゃん。一ノ瀬さんも名前は聞いたことあるんじゃない?」

…しらいし、ゆう…。

どこかで聞いたことある名前だ。

(あ。思い出した)

可愛いことで有名な一卵性の双子だ。

…そして、白石悠さんは"兄"だ。

…【無色】の総長って男が好きだったのか。

「一ノ瀬さーん?」

「…大丈夫です。十人十色。そういう人がいるのは当たり前です」

「ひひひひひひひひっ」

「なぜ笑っているのですか。不愉快です」

右の長い髪を揺らしながら清水凛は笑う。

面白そうに。

でもどこか冷めた目で。
< 31 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop