もし、君のことが好きと言えたなら。
あんな顔で見つめられたら...誰だって好きになっちゃうよなぁ。
「梓...?顔真っ赤だけど...」
じっ、と睨むような目で見てくるこのみちゃん。
「へっ!?やっ...嘘っ...?」
あたふたとする私を見て大きく溜息をつくこのみちゃんは、ビシッ、ともう姿の見えない沖田君がいた方に指を指して
「ぜっっっ...たい!沖田を好きになるのだけはやめときな!私がおすすめしない!梓が傷つくのはやだ!」