I line xx
引っ張られるのが嬉しくて


つい


わざとのんびり歩く


前を歩く愛果が時々振り返り


早くと言った


暫く歩くと公園の横の歩道にでた


誰もいない小道に入った


すると愛果が引っ張るのをやめた


そして俺の横に並んで背伸びをし


俺の耳元に口を近づけて何か言おうとした


俺は少し腰を曲げて愛果の話に耳を傾けた


「ホントは手を繋ぎたかったんだ。」


そう言って俺の頬にキスをした


驚いて俺が愛果を見つめると


愛果はにっこり笑ってこう話した


「これもしたかった。」


俺の大切な人


俺は何も言わず愛果を両手で抱きしめた


「俺もずっとこうしたかった。」


そう愛果の耳元で囁いた


「私も。」


そう言って愛果は俺の腕の中で


俺にぴったりとくっついた



「ハルだーい好き。」


愛果はそう呟く


俺は嬉しくて彼女を抱き上げた


愛果が小さな悲鳴を上げた


愛しい愛果


俺も君が大好きだよ



抱き上げた愛果の顔を見上げると


嬉しそうに微笑む愛果の瞳がそこにあった


その向こうに


何処までも青い空が広がっている


「俺もだよ愛果、東京においで。一緒に暮らそう。」



その言葉を聞いた愛果は嬉しそうに微笑んで


俺の頭を抱きしめた



「うん、必ずいく。」



俺も愛果をギュッと抱きしめた


先の事なんて判らないけど


ただ


君と一緒にいられる


その事が


こんなに今俺を幸せにしてるんだ


いつかまた


君に伝えよう


今日の空の青さを


音に載せて


君が一番好きなこと


俺の一番好きなこと


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