御曹司と愛されふたり暮らし
途中で私も彼と向き合う形でダイニングチェアに座り、彼と一緒に朝ご飯をいただいた。
ふたりとも食べ終わり、まだ少し時間があるからと、一緒に食後のコーヒーを飲んでいると。
「花菜ってさ、今まで何人の男と付き合ったことある?」
と、突然そんなことを聞かれた。
「なっ、なに!? いきなり!!」
「いや、なんとなく普通に気になって」
彼の様子からすると、特別深い意味はなくそう聞いたみたいだけど……でも、私はそういう話に慣れてないから、思わずコーヒーを噴き出しそうになってしまった。
「……ハルくんは?」
コーヒーの入ったマグカップをテーブルに置いて、私は彼に質問返しをする。
彼は、特に嫌がる様子もなく、私の質問返しに答えてくれる。
「四、五人?」
「なんであいまい?」
「相手の勢いに気圧されてとりあえず付き合いだしたパターンが多かったんだよな……。それに、夕べ言った通り、俺が今までにちゃんと好きになったのは、お前への初恋だけだから」
そうだった。そんなうれしい話を、彼は昨夜、私にしてくれた。
そして今の私のことも、気になっていると言ってくれた――……。
「恋愛に向いてないのかな、俺」
普段はキリッとした眉を八の字に下げて切なそうにそう言う彼を見ていると、私は本当のことを言うしかない気持ちになってくる。
だから。
「……ゼロです」
ふたりとも食べ終わり、まだ少し時間があるからと、一緒に食後のコーヒーを飲んでいると。
「花菜ってさ、今まで何人の男と付き合ったことある?」
と、突然そんなことを聞かれた。
「なっ、なに!? いきなり!!」
「いや、なんとなく普通に気になって」
彼の様子からすると、特別深い意味はなくそう聞いたみたいだけど……でも、私はそういう話に慣れてないから、思わずコーヒーを噴き出しそうになってしまった。
「……ハルくんは?」
コーヒーの入ったマグカップをテーブルに置いて、私は彼に質問返しをする。
彼は、特に嫌がる様子もなく、私の質問返しに答えてくれる。
「四、五人?」
「なんであいまい?」
「相手の勢いに気圧されてとりあえず付き合いだしたパターンが多かったんだよな……。それに、夕べ言った通り、俺が今までにちゃんと好きになったのは、お前への初恋だけだから」
そうだった。そんなうれしい話を、彼は昨夜、私にしてくれた。
そして今の私のことも、気になっていると言ってくれた――……。
「恋愛に向いてないのかな、俺」
普段はキリッとした眉を八の字に下げて切なそうにそう言う彼を見ていると、私は本当のことを言うしかない気持ちになってくる。
だから。
「……ゼロです」