御曹司と愛されふたり暮らし
「じゃあ、行ってくる」
朝ご飯を食べ終えたハルくんが、イスから立ち上がりながらそう言う。
今日は日曜日だけれど、忙しい彼は今日も休日出勤らしい。
「行ってらっしゃい」
私もそう言って、立ち上がり、玄関へ向かう彼の背中についていく。
すると。
「あ」
靴を履いた彼が、なにかを思い出したように、私に振り返る。
どうしたの?と私が尋ねると。
「今日もしかしたら、この家に俺を訪ねに来る人がいるかも」
「お客さん?」
私は思わず首を傾げた。まあ、お客さんが来ても別におかしいことではないけれど……。
でも、そのお客さんに、私という同居人の存在を知られてもいいのだろうか。私は当然、ハルくんと同居していることは両親も含めて誰にも内緒にしているし……。
すると彼は。
「来るかわからないけど、ここの住所は教えてあるからもしかしたらと思って。なんか俺に用事があるらしくて。
今日は俺は仕事でいないとは言ってあるんだけど、念のため花菜に伝えておこうと思って」
と答えた。どうやら、私が同居人であるということは知られてもいい、もしくは私という同居人の存在を知っているお客さんのようだ。
でも、「誰が来るの?」と尋ねると、「友だち」と返ってくるのみだった。
どこまで聞いていいのかよくわからなくて、私も「そっか」としか答えなかった。
ハルくんのことは友だちとしてすごく好きだし、男性としても気になっているけれど……どこまで踏み込んでいいのかという線引きはまだよくわからない。
朝ご飯を食べ終えたハルくんが、イスから立ち上がりながらそう言う。
今日は日曜日だけれど、忙しい彼は今日も休日出勤らしい。
「行ってらっしゃい」
私もそう言って、立ち上がり、玄関へ向かう彼の背中についていく。
すると。
「あ」
靴を履いた彼が、なにかを思い出したように、私に振り返る。
どうしたの?と私が尋ねると。
「今日もしかしたら、この家に俺を訪ねに来る人がいるかも」
「お客さん?」
私は思わず首を傾げた。まあ、お客さんが来ても別におかしいことではないけれど……。
でも、そのお客さんに、私という同居人の存在を知られてもいいのだろうか。私は当然、ハルくんと同居していることは両親も含めて誰にも内緒にしているし……。
すると彼は。
「来るかわからないけど、ここの住所は教えてあるからもしかしたらと思って。なんか俺に用事があるらしくて。
今日は俺は仕事でいないとは言ってあるんだけど、念のため花菜に伝えておこうと思って」
と答えた。どうやら、私が同居人であるということは知られてもいい、もしくは私という同居人の存在を知っているお客さんのようだ。
でも、「誰が来るの?」と尋ねると、「友だち」と返ってくるのみだった。
どこまで聞いていいのかよくわからなくて、私も「そっか」としか答えなかった。
ハルくんのことは友だちとしてすごく好きだし、男性としても気になっているけれど……どこまで踏み込んでいいのかという線引きはまだよくわからない。