いいかげん俺にしとけよ、先輩。(仮)
暫く"うん"とか"オッケー"とか相づちをうってから"じゃ"っと電話を切った
「入谷くん??」
「はい、直度良かった」
何が丁度良かったのだろう?
「一稀がお呼びですよ!玖賀先輩」
「え゙」
ニンマリと笑う季利くんの思考を悟ってか、かよちんもニコッと笑った
この2人・・・私が穂高先輩しか眼中にないの分かって居ながら・・・
まぁ、良いけど。
「ハイハイわかりましたよぉ〜入谷くんとこ行ってきますよ〜」
ニコニコと笑い続ける2人にそう言い残し私は入谷くんが待つであろう学校へと向かった
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:
×
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*
学校に着くと昇降口に問題の彼は立っていた
「姫センパーイ!!!」
私を見つけるなり、思いっきり私に手を振る
・・・わかりやすいくらい、笑顔になっちゃって。