いいかげん俺にしとけよ、先輩。(仮)






「アイツは学年トップクラスですからね。」




「へー・・・なんか、入谷くんに関しては妙に納得する」




イケメン=文武両道って


この方程式が入谷くんに当てはまりすぎる




「それにしても結構遅いね、入谷くん」



かよちんがふと思い出したかのように言う



「あーそうだね。そんなに時間掛からないつってたんだけどな〜」




季利くん家に来て意外と時間経ったのかも




喋ってばかりで全然勉強に手をつけられてないけど




「そろそろ終わっても良い頃なんだけど」



打ち合わせが長引いてるのかな




「玖賀先輩迎えいってあげます?」



「えっ」



「アイツぜってー喜びますよ」




幼馴染の家に来るのに迎えも何も無いのでは・・・?





その時、携帯が鳴り


「お、噂をすれば」



そう一言呟いてから電話に出る季利くん


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