天空の覇者
俺達がやった暴挙…

それは予想以上に反響を呼んだらしい…

善意の皮を被った非合法組織を根こそぎぶっ潰した俺達への喝采や力づくで物事を解決しようとする野蛮さ…

賛否両論…世界の注目を集めたのは、想像できうる事だ。

そして…その暴挙の中心人物…つまり俺を裁くならば世間の目を避ける事が出来なくなったらしい

世界注視の中、俺の裁判が始まった訳だが…裁判が公開される事になったとはいえ…結論は最初から出ている。

つまり…自衛隊傘下組織の和を著しく乱した…その上で何をやろうが…公的機関は、それを認めない。

負け戦を承知で弁護を引き受けるヤツなんて…売名目的だろうとタカをくくっていたのは、ある意味当たり前の感覚なんだろう。

俺は、当たり前にそう思っていた。
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