天空の覇者
「運がいいなアンタは…まぁ俺らが攻撃に参加せんけんすんなりとはイカンやろうけど怪獣退治の現場が見れるなんざな」

話を振られた有明は

「参ったなぁ…この機体にスーパーサーチャー積んでもらうべきだったよ」

と笑い飛ばす。

間髪入れずに第二報が…

"怪獣は太平洋から宮崎市を目指して北上中"

って事は行き先は南か

「有明さんよ…加速Gでビビり狂わんように何かにしがみついてな」

とりあえず離陸の時に騒がれちゃ困るんで釘を差すと

「解ったよ…気絶なんかしたらもったいないからね。プロの言う事は素直に聞かなくちゃあね」

って緊張感ゼロの声で返してきやがった。

そして轟音を響かせ緊急出動の攻撃隊5機の発進に続いて俺らの機体も離陸した。

現場に何が待ち受けているかも知らずに…
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