斜め上の彼女


抱き枕のように抱えられたベッドの中で問われる。

う・・・・・と言葉に詰まった。


「・・・・・無理矢理襲われて気がついたときに場末のラブホとかやと課長ががっかりすると思って・・・・・」


課長の身体が小刻みに震え出す。


「お前・・・・・イロイロ斜め上だな」


そう言うと課長は暫く笑い続けた。




このホテルのウェディング担当の女性に、「なぜ当ホテルをお選びに?」と聞かれ、
「思い出のホテルですので」と答える課長の横で、わたしが青くなったり赤くなったりするのは一年と少しあとのお話。


fin



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