Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
エリ…

でもね、不安になって来たよ。

あこには、エリみたいな色気無いし、胸なんてぺったんこだし…

だから、あっちゃんはあこの事、妹みたいに思っちゃって、キスの先に進めないのかなぁ?

1人の女の子として、見てもらえてるのかな?

そして、4人はご飯を食べた後、近くの海へ行った。

告白の場所だったあの海へ。

「うわぁ~潮風が気持ちいい~!!」

海に着くなり、エリとヒロトくんは、砂浜で追いかけっこを始めてしまった。

あこは、まだ不安を抱えたまま、砂浜にちょこんと腰を降ろした。

すると、あっちゃんも隣に座った。

ザーッ…ザザーンッ…パシャッ

夕方近い海は、人気が無くて、薄暗くなって来た。

ただ、波が寄せては返して…

寄せては返して…

熱った体に、潮風が心地いい。

勇気を振り絞る様に、あっちゃんへ不安をぶつけた。

『ねぇ…あっちゃんに1つ聞いてもいい?』

「あ?何だよ?」

『あっちゃん…あの…あこはそんなに魅力ないの?』

「はぁぁ~?プッ…何だそれ?」
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