Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「あんなにも荒れていた子が、こんなにも変わるなんて…フフッ

あの子はあこちゃんが大切なのね!特別なのよ!」

嬉しかった。
本当に、嬉しかった。

さっきの電話の不安は、今、おばちゃんが消してくれた。

全て消えたと言えば、嘘にあるけれど…凄く楽になった。

「お!楽しそうじゃん!!何話してたんだよ!』

トイレから戻ってきたあっちゃんの笑顔。

あことおばちゃんは、目を合わせて、ニタリと笑うと、声を重ねた。

「「秘密~」」

「はぁ~?何だそれ…」

ふてくされているあっちゃんがおかしくて、笑ってしまった。
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