Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
パコッ…

ケータイを開いて時刻を確認する。

5時15分。

どうりで…辺りが薄暗い。
空を見上げる。

キラッ…

薄暗い空に輝く一番星…
冬に見る星は特別綺麗に見える。

もう一度首をミニ公園の方へ向ける。

あの大きな木の根元には……。


あっちゃん?

そこに行くと何かあるの?

行ったら、今の小さな幸せが全て崩れてしまいそうで怖いんだ。

今のあこが、変わってしまいそうで怖いんだ。

今、あこの隣で笑っている優しいあの人を傷付けてしまいそうで………

とても、とても、怖いんだ。

♪~…
ケータイがなり響く。

『―――!』

着信 ケン

ピッ……
『…………はい。』

「あこ!どうしたんだよ…もう7時だぞ?
連絡来なくて、心配で………」

もう7時…
どうりで、もう真っ暗だ。

優しいケンの声が震えていた。

『…ごめんなさい。』

心配かけてごめんなさい。

「あ、いいんだ、連絡ついたしな!
エリとの約束、終わったのか?」
< 328 / 376 >

この作品をシェア

pagetop