甘々なボスに、とろけそうです。



急接近され、その上こうして触れられて……顔が、熱くなってきた。

顔だけじゃない。まるでお風呂にのぼせそうになった時みたいに、全身が、熱を帯び始める。

このビルに入ってから、どこも快適すぎるくらいエアコンが効いていて、さっきまでは寒いくらいだったのに。

不快感などはない。

それどころか、私は、この人を受け入れてしまっているのだと気づく。


「そんな顔をするな。……今すぐ欲しくなる」


(……っ!?)


反応に、困る。ここに何をしにきたのか、忘れてしまいそう……


「お、お兄ちゃんっ……」


「!」


「兄に、会うことは、できますか?」

< 53 / 194 >

この作品をシェア

pagetop