甘々なボスに、とろけそうです。


アレってどれですかぁぁ!?


「す、ストップ!!」


私は、全力でウィルくんから顔を背ける。


「なんで?」


「な、なんでも!!」


すると、ウィルくんは、肩をすくめた。


「減るもんじゃないでしょ」


「減ります!! 初めては、1度だけ、だから……」


「えっ、ミーコ、キスしたことないの?」


そんな宇宙人を見るような目で、私のことを見ないで下さい。そりゃ、世間一般では、ファーストキスは済ませている年齢かもしれないけれど。

そういうのと無縁に生きてきた人がいたって、いいじゃないですか。

……呆れられただろうか。ウィルくんみたいにモテ街道まっしぐらな人生を送っているであろう美少年には理解できないと。


「だったら、ボクが教えてあげるよ」


(なんでそうなるのぉ!?)


いくらイケメン相手でも、む、無理ぃ!

やっぱりこういうのは、好きな人としたい……っていうか15歳とキスなんて、背徳行為だよ!!!


「や、やめ……」


迫りくる、ウィルくん。ここは、職場ですよ?

それ以上、近づかないでぇぇ!!


「……ミーコ、おもしろい」


(へっ?)


ウィルくんが、くしゃっとした笑顔で大笑いする。


「ジョークなのに、本気で焦ってる」


(!?)


「び、ビックリさせないで下さい……!!」


「見た目は少しお姉さんみたいになったけど、やっぱり子供みたい」


「……っ、」


君は、ませすぎだと思うよ……!

< 84 / 194 >

この作品をシェア

pagetop