弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
晧覬の声は低く…
そして怖いくらいだった。
「晧覬。ここで言い争うのは止めよう…今日は念願だったオープンの日だしこの話は改めて瑠璃ちゃんから聞こう。いいな?晧覬、絶対に早まるな!」
昴が晧覬に念を押す様に言った。
私は墓場まで持って行くと決めたのに…
斗摩がこんな場所で話をするから…
昴は晧覬を連れてみんなの元へ行った。
私はおかずを造り終わると出来上がったばかりの出し巻き等を持ってホールに出ると晧覬と昴の様子がやっぱりおかしくて二人を呼んで三人で誰も居ない1階の仮事務所へと移動した。
移動する前にみんなには用事があるから食べ終わったらちゃんと片付けをする様に言って店を出た。
何も誰も喋らない沈黙が続き…
仮事務所に着くなり
『瑠璃?一体どう言う事なのか?ちゃんと説明してくれるかな?』
晧覬の責め立てる様な言い方に…
「晧覬…。そんな言い方しちゃ瑠璃ちゃんだって話したくても話せなく成るだろう?晧覬の気持ちも解らない訳じゃ無いけどそんな言い方したら瑠璃ちゃんだって話せないじゃ無いか…」
昴が優しく話してくれた。
私はずっと下を向いたままだった。