弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
『瑠璃?瑠璃!おい瑠璃ってば!起きるんだ!達哉と一緒になんか逝かせない!瑠璃!いい加減起きろ!』
晧覬の声は必死な声で私のホッペをペチペチ叩いてた。
ごめん…
晧覬…
私は夢からまだ目覚められない…
目覚めたら最後…
現実を受け入れられない…
達哉にさよならを告げられた私…
まだ受け入れられない…
達哉…
達哉…
達哉…
何度も達哉の名前を呼ぶけど達哉はさよならを言った後もう再び私の前に姿を現わさない…
私は怖かった。
『瑠璃?瑠璃はそんなにも達哉の元へ逝きたいのか?俺はともかく恵輝や優輝や紫は一体どう成るんだ?瑠璃お前は子供を置いて逝くつもりなのか?』
晧覬の言葉が私の心を突き刺した。
そして…
【新しい命】
達哉に言われた言葉を思い出した…
達哉…
これだけは約束して欲しい…
ずっと…
ずっと晧覬と私を見守ってて欲しい…
お願い…
これだけは約束して
私は達哉にお願いをした。
そして…
『瑠璃…』
晧覬の今まで聞いた事の無い弱々しい声が聞こえた。