ハッピーネガティブシンキング

日々をやり過ごしている。

週末なのに何故か浮かない。
土曜日の朝、寝そべりながら読んでいた漫画本を閉じ、ベッドの脇に置いた。
大好きだった漫画が、どうしてか楽しめない。
郷ちゃんは土曜日も隔週勤務だ。今日も朝から仕事へ出て行った。

無理矢理布団を引き剥がし、洗濯物を干して掃除機をかけた。
遅めのランチは久々に高校時代の友人達と、女子会の予定が入っている。


わたしが店に到着した時には既に、和食屋の座敷で団欒中の友人3人と、その子どもがすやすやと眠っていた。

「皆、最近どうしてんの?」

「子どもと遊んでるー」
「主任になってから、残業増えちゃってさー」
「婚活パーティーばっか行ってる!」

声を掛けると、30歳となったわたし達は、皆それぞれに充実した毎日を送っているようだった。

「灯梨は?」

「うーん……何か仕事も家もだれてる……」

皆に久しぶりに会えたのは嬉しかったけれど、自分だけ浮いているような感覚がしたのは気のせいではなかったと思う。

自分が一番中途半端な気がしてしまった。

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