WARMTH -S-



私は海と君から離れていつもの生活に戻ると
合間あればすぐイヤホンをして君の曲を聞くのが毎日の習慣になっている。
聞かない日なんてなく、朝も昼も夜も私にとって食べる事や眠る事と同じように聞く事も私の生活の一部になっているのです。





周りからしたらよくイヤホンして一体何を聞いているのだろうか?って感じなのかも知れません。私には他の外部の雑音なんて耳に入ってきません、私にはこの曲以外受け付けない程に邪魔されたくないのだと言う事。





だからいきなりイヤホンを抜いてきて耳元で
大きな声で話しかけられたりするとその声で私は苛立ち、背中から黒いオーラを漂わせながら
「黙れ」と言わんばかりに相手を見るので周りはとても怖がります。





「Rの事は怒らせたら怖いから駄目だぞ」
「本当に怖い、悪魔のようで」
「なんか吸い取られていくようで怖いよね、怒らせないように当たり障りのないようにしないとねー?」

と周りの人はそう私の事を怒らせたら怖い=何されるか分からないよって言う噂が立ちました






私も今更「怖くないよ」なんて言えるような立場じゃないので諦めました。
ここでは独りだとしても私は独りではない
私にはあなたがいるとそう思えば寂しくはありませんでした。


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