彼は一度、いや二度自殺を繰り返していた。
そのまま意識が遠のきそのまま病院へ運ばれ何日も何日も目が覚める事はなく、ただただ暗闇の中に彷徨っていた。
光が差し込むまでは目覚める事はなく闇の中を一人で誰かが自分の名を呼んでる先へ行くが進んでも進んでも闇は深かったのだ。






一ヶ月後、やっと目が覚めた時に病院で付き合いが長いメンバーがずっとそばに寄り添い沢山声をかけてくれて、涙を流してくれたという。
二度の自殺をし、数日後の病院で検査をした所自殺による後遺症が残ってしまい、余命宣告を受けたと言う。
今は凄く生きたいと願うばかり人間は我が儘な生き物だとつくづく思ったのだろう。




< 68 / 106 >

この作品をシェア

pagetop