また私の笑顔はなくなっていった
ただ自然に涙が出てきては涙が止まらず
意識が戻らない君のそばで手を握っては
「ごめんなさい…ごめんなさい…」と
ただ繰り返し伝えるだけ









私は一日も早く君が目を覚めてくれる事を
祈って祈って…ただ祈るばかり
君からもらったお守りを両手で握り締めながら
私は君の名を呼ぶのだった








それが精一杯だった
今は君以外何にも考えられない
私は携帯も見ないままただ君だけを見つめていた………

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