赤い糸~切れた糸の続き~
偶然or運命?
いつものようにアレクにまたがり…と言いたい所だけど、今日は違うんだ。
初めて改造するために、アレクをお店に出してるの。
だからしばらくは徒歩で会社に向かった。
会社に着くと、「おはよー」と爽やかに迎えてくれるのは、私の指導係で上司(課長)の福本健一さん。
この人は鬼上司とあまりよく思われてないらしいが、私にはとても優しくて良い上司。実はかなりの愛妻家で、娘さんと奥さんをかなり大切にしているというのは社内でも有名な話。
確かに常に誰かを怒ってる印象はある。
しかも、朝から怒鳴り散らし、ギャンギャン吠えている…
けど!
休みは絶対に仕事をしないし、家族との時間を大切にしてるんだって。
カッコいいよね。ほんと、憧れちゃう。
まあ、私にはそんな話、無縁なんだろうけど。力なく私は笑った。
相談にも良く乗ってもらっているんだ。
「おはよーございます」と私は言って自分の席についた。
予定を確認して、仕事を始める。
あっという間に、お昼になった。
ウチの会社には大きな食堂があるので、私は毎日、そこで食事をしている。
私がご飯を持って席に着くと、「ここ、良いかな?」と爽やかな笑顔で言って私の向いに座る福本さん。
おおらかそうで、優しそうな印象しか私は受けていない。ほんとに鬼なのか?とたまに疑っている。
どーぞという前にちゃっかり座っていた。そして、お弁当の包みを開けて食べ始める。
「いつもお弁当ですよね?」と私が声をかければ嬉しそうに、
「当たり前だ。アイツの作る料理が一番旨いんだからな!」と得意気に言ってきた。
お気持ち、察します。奥さんのこと、ほんとに愛してるんですね…
私はそう言って微笑ましい気持ちで見つめると、顔を赤くしてうつむいてしまった。
私たちはそんな和やかな空間で食事を楽しんだ。
初めて改造するために、アレクをお店に出してるの。
だからしばらくは徒歩で会社に向かった。
会社に着くと、「おはよー」と爽やかに迎えてくれるのは、私の指導係で上司(課長)の福本健一さん。
この人は鬼上司とあまりよく思われてないらしいが、私にはとても優しくて良い上司。実はかなりの愛妻家で、娘さんと奥さんをかなり大切にしているというのは社内でも有名な話。
確かに常に誰かを怒ってる印象はある。
しかも、朝から怒鳴り散らし、ギャンギャン吠えている…
けど!
休みは絶対に仕事をしないし、家族との時間を大切にしてるんだって。
カッコいいよね。ほんと、憧れちゃう。
まあ、私にはそんな話、無縁なんだろうけど。力なく私は笑った。
相談にも良く乗ってもらっているんだ。
「おはよーございます」と私は言って自分の席についた。
予定を確認して、仕事を始める。
あっという間に、お昼になった。
ウチの会社には大きな食堂があるので、私は毎日、そこで食事をしている。
私がご飯を持って席に着くと、「ここ、良いかな?」と爽やかな笑顔で言って私の向いに座る福本さん。
おおらかそうで、優しそうな印象しか私は受けていない。ほんとに鬼なのか?とたまに疑っている。
どーぞという前にちゃっかり座っていた。そして、お弁当の包みを開けて食べ始める。
「いつもお弁当ですよね?」と私が声をかければ嬉しそうに、
「当たり前だ。アイツの作る料理が一番旨いんだからな!」と得意気に言ってきた。
お気持ち、察します。奥さんのこと、ほんとに愛してるんですね…
私はそう言って微笑ましい気持ちで見つめると、顔を赤くしてうつむいてしまった。
私たちはそんな和やかな空間で食事を楽しんだ。