赤い糸~切れた糸の続き~
婚約
3週間みっちり、デート?をした私は家に帰った。

皆は私を笑顔で迎えてくれた。

「どうだった?3週間ツーリングは?」とお母さんは聞いてくれる。

「楽しかったよ‼彰と3週間きっちりデートして話あってきた!」と私が言うと、

「ねぇちゃん!それは無いだろう。いくら喧嘩中だからって‼それなら3週間きっちり健斗と話し合えよな‼」と怒るように聖は言った。

お父さんは何も言わない。

「残りの1週間はみっちりふたりでお互いのこれからについて話し合うわ」と私が言うと、

「そうしなさい!」とお母さんは笑ってくれる。

「なら、早速今から連絡してあげるから、ねぇちゃん、時間作ってね!」と聖は言った。

お父さんは無言で圧をかけてくるけど、私はそんなものに怯むつもりなんて更々ない。

その日、健斗くんはウチに来た。

なんか久しぶり過ぎてなんて声をかけていいのか分からず、お互い下を向いてうつむく私たち。

気を効かせた聖が私たちを部屋へと導く。

着いたのは、私の部屋。

「じゃあ後は二人で思う存分想いをぶつけ合って」そういうと部屋を出ていってしまった。
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