あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
私は急いでキッチンに向かった。

ガタガタガタガタ

「あんた、だからもっとゆっくり降りてこれないの?」

「急いでんの」

そ、ママのお手伝いしなきゃと思ってね~

とか思ったけど。すでに全部出揃ってた。
ママの方が早かった。

ならば仕方がない。
おててを洗って~イスにお座りっ!

「だいぶ、良くなったみたいじゃない。」

「うん!もう、月曜日から学校行っていいでしょ?」

優杏に月曜日からは行けると言ったのだから行くしかないのだけれど。

まぁ、案の定ママは 行きなさい。 とのことでした。ですよねーこんなに良くなったなら行くべきだよねー!

などとママと会話をしながら晩ご飯を楽しむ夢杏。
まさか、この後とんでもないもの見ることになるとは知る由もなく。
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