愛‥とは? 夫婦‥とは?

大学に行くとメグがいて
「綾華、おはよ。
   で、佐木山君は?」
「あっ、メグ、おはよう、
   大空は、午後からだよ。」
「ふ〜ん。綾華、どうしたの?」
「う〜んっ、なんだか、
   大空が変だった?ような。」
「どんな風に?」
「私に大学休んだらって。」
「ああ、嫌だ、いやだ、バカップル。」
と、メグが言うから
「真面目に言ってるのに。」
と、いいながら
笑いあっていた

午後に、ピアノ室に大空を探しに行くが
大空の姿はなかった。

講義が終り
帰りにお母さんに
連絡して大空の家に向かった。

大空からもらっていた
鍵で中に入ると

荷物は、あるけど
何かが違う。

そう、大空の日頃使っているものがない。
えっ、なに?!
どういうこと?!

私は、大空が帰るまで
待つことにした。


だが、夜になっても
夜中になっても
大空が、帰ってくることはなかった。
その上、携帯も繋がらない

とうとう、夜があけた。

でも、大空が帰ってきたらと思い、
その場を離れられなかった。


お母さんから
心配して電話がかかるが
「大空の家にいる」
と、言うと
「帰ってきなさい。」
と、言われた。

メグからも連絡があって
「綾華、今日大学来なかったの?」
「····メグ·····、大空が帰らないの。」
「えっ、お出かけ?」
「私、聞いてない。
それに、少し大空の荷物がないの」
「わかった、明日
大学に確認してみる。」
と、メグは、言ってくれて
「今日は、家に帰りな。」
と、言われたが
綾華は、そこを離れられなかった。

3日目·····

相変わらず、大空は帰ってこなくて
携帯も繋がらないまま

メグから、電話あって
「綾華!!綾華!!大変だよ。
大学の学生課に訊ねたら
佐木山 大空さんは、
大学を辞められましたよ。
本人が手続きにこられました。
と、言われたよ。
どうなっているの?」

「····わから···ないの···わから··ない···」

綾華は·····泣くばかり····。。
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