愛‥とは?夫婦‥とは?

誰宛かわからないし
読まない方が····と思いながら···

 あけて·····読んで····みた。



 それは·····

綾華さんからの手紙だった。


私の事も書かれていた。

ああ·····これを·····みて
あの時、大空はおかしかったんだ
と、わかった。

私は、綾華さんの勤める病院に
連絡をしてみた。

だが、
「山咲先生は、退職されました。」
と、言われて
「どちらにいかれたか
    わかりませんか?」
訊ねたが
「お答えできません。」
と、言われた。



綾華さん·····

大空との連絡を切ったんだ。
大空の前から姿を消したんだ。

私の事も·····気にかけてくれて····


二人は、愛しあっていて
    邪魔なのは······私····なのに·····

そうわかっていても
私は、中々決断ができずに
そのままの生活を続けていた。

綾華さんの事は、
心の片隅に····追い遣って····


そんな生活が
一年経とうとしたとき
大空から離婚の申し出があった。

私が嫌だと何度か拒絶をすると
大空は、マンションから
出ていってしまった。

あの手紙は
私が持っていたから
再び·····手紙を読んで·····

私は、その手紙と一緒に
離婚届けを
大空宛に投函した。
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