明日の蒼の空
 どこまでも広がる水色の空と水色の海を眺めながら、昼食のサンドイッチを食べた。

 御手洗さんは、運転席の座席に座って、おいなりさんを食べている。

 夏美さんが座席から立ち上がり、麦茶の入ったグラスを持って、運転席の扉を開けた。

「よかったら、この麦茶を飲んでください」

「あ、どうもありがとうございます」

 夏美さんと御手洗さんは、談笑し始めた。

 私とりさは、座席に座ったまま、車窓からの風景を楽しんだ。



 我が家を乗せた電車は、海の上の線路を真っ直ぐに走り続けた。

 三十八キロメートルもある海の上の線路。

 御手洗さんが、五十三年間も掛けて造った海の上の線路。

 ガタンゴトンと音を立てながら。
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