熱愛系エリートに捕まりました
「ありがとう、ございます…」

「風呂場は向かいのドアだよ。俺は奥のリビングにいるから」


さすがに素面で体を見られるのは恥ずかしいので、布団に隠れたまま受け取った。

彼が再び部屋を出ていったのを確認して、起き上がって素早くバスローブを羽織る。


スリッパに足を入れながらベッドから降りて、改めて部屋を見回してみた。

わたしが背を向けていた方の空間は開けていて、ゆったりしたシルエットのシングルソファが2つと丸いテーブルのセット。

壁には素人にはよくわからない絵画が豪華な装飾の額縁に入れられてかかっている。


ここってホテルだよね…?しかもリビングがあるってことはスイートルーム。

…どこのホテルかはわからないけど、ワンナイトな関係にこんな部屋使うなんて、あの人って何者?

いや、詮索はしないって決めたばかりなんだけど、わたしお金払えるの…?
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