熱愛系エリートに捕まりました
「それも年齢的に限界が近いのよ〜。やっぱり瞳子ちゃんみたいに、本当に愛されてる子の綺麗さには敵わないもの」


サラッと飛び出したその発言に、パスタを飲み込み損ねて噎せてしまった。

慌ててお冷やで流し込み、「大丈夫!?」と驚いている果穂さんに涙目を向ける。


「だっ、いじょうぶ、ですけど…!なっ、何言ってるんですか、もう!」

「何って何が?瞳子ちゃん、彼氏とラブラブなんでしょ?見てればわかるわよ」


きょとんとした果穂さんは、どうやら本気でわたしに彼氏がいると思っているらしい。

2ヶ月前に彼氏ができたと疑われて否定していたのに、やっぱり信じていなかった。


「本当にそんなんじゃないんですって!」

「でも恋はしてるんでしょ?恋人未満で焦れったくやってるの?」


その発言に、咄嗟に反論しようとして口を開くものの、喉が引き攣れて言葉が出なかった。
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