初めての甘い恋人
トイレを終え廊下を歩いていると、前から男の人が歩いてきた。


「アリア……」

「えっ!仁!」

「どうしてここに?」

「あっ…両親が帰国してて、食事に……仁は?」

「うん……それも含めて、少し話せないか?」


会いたかった仁に会えて、胸の高鳴りは半端ない。



仁がお店の仲居さんに頼んでひとつ部屋を用意してもらった。


部屋に入った瞬間抱きしめられる。


「アリア……会いたかった」

「仁、私も……」

「私は今日、祖父に頼まれて見合いにきていたんだ」

「え……お見合い……」

「この見合いは形だけのもので…私にはアリア意外見えてないよ」

「ほんと?」

「もちろん」

私の大好きな笑顔を私に向けてくれる…。
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