初めての甘い恋人
私も正直に話さなきゃ……


「私も……両親が男性を連れてきていて…その人とって言われてる」

「アリア……」

「でっ、でも!私にも仁だけ…あっ!ちょうどいいわ!仁、今から両親に会ってくれない?」

「え?いいの?」

「もちろん!両親にも、私の気持ち分かってほしいから」


仁のお見合いは終わっていたようで、そのまま私の両親が待つ部屋に向かった。

部屋の前で躊躇してしまう…

雨宮さんがいるんだった…

どうしよう……


でも、私には仁しかいないから……

「アリア…?」

「あっ、あけるね」


「アリア、遅かったじゃない。どうしたの?あら、そちらは?」

「パパ、ママ……」

「失礼します。突然申し訳ございません。私、B.C.Building代表取締役をしております。藤堂仁と申します。アリアさんと、お付き合いさせていただいています」


「……えっ?!アリア…彼氏いたのぉーー??」
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