初めての甘い恋人
あーー……何か安心する…。頭をなでられ、ときどき額、頬、鼻、瞼にキスが降ってくる……


夢……?


「んっ……」


「アリア、おはよう」


眠気がまだ残る私の目に飛び込んできたのは、惜しげもなく引き締まった上半身を披露している仁……


片肘をつき、私をそれはそれは色っぽい目で見つめている。


眼鏡がない、仁は色気が倍増……鼻血ものである…。

朝から……しかも、寝起きで…。


刺激が強すぎる……


「アリア…?」

「ん、おはよう。今何時?」

「まだ7時半だよ。まだ、ゆっくり出来る。……アリア、まだアリアが満タンになってないんだけど…」

「??」

「まだ足りない…」

「っ?!」

そういうと、胸の前で握っていた私の手を解き、頭の上に拘束されてしまった。


またたっぷり愛されたのは言うまでもない
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