初めての甘い恋人
仁の言っている事が五割ぐらいしか理解できない。


どっ、どういう事??

「服、心配なくなったから、さっ!俺の家帰ろう」

「え?……うん」


未だ理解出来ていない頭の中……

仁はニコニコしながら私の手を引き、腰に手を回しお店を後にする。


説明してーーー!!って言いたいところだけど、何だか仁は焦った様に私を促す。

何がなんだか分からないけど、仁が良いなら、まっいいか!


部屋に到着し、仁がドアを開け私は押される様に中に入る。


部屋に入った瞬間だった。


「アリア、もう、我慢出来そうにない……」

「??え?」



何とか声が出たかと思ったら、そのまま抱え上げられ、びっくりしている間もなく唇があわさった。


仁……余裕のない瞳……


その目を見ただけで、胸の奥がギュッとする…。

仁から繰り広げられる甘いキスに頭が真白になり、私は身を任せた。
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