独り占めしてもいいですか…?【完】
「千景っ…!!」





「み、美生っ!?」





私は堪らず千景に抱き着いていた。





千景の温もりに触れ、子供のように泣きじゃくった。





夢じゃない…本当なんだよね…っ


信じられない、どうして…





千景は泣きじゃくる私の体を、ギュッと力強く抱きしめてくれた。





このまま時が止まればいいのに…っ





そんなことを泣きながら感じていた。





「千景…っ、千景…千景っ!」





「はいはい、そんなに泣かないでよ」





千景はよしよしと小さい子をあやすように私の頭を撫でた。
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