最弱のぼっちによる異世界物語
プロローグ
思い返してみればつまらない人生だった。

別に何か、本気で何かを取り組もうとしたことがなく、熱狂出来る何かもなかった。そればかりか、やらなくてはいけない事だけが積もっていく世界。

そんな世界が嫌いで、そんな自分が嫌いで、もう何もかも逃げ出してしまいたい気分だった。

その内になぜ人間は生きるのか?、生きる意味は何なのか?どうしてこんな地球に生まれて、その表面で特に何か大きな事を変えられる訳もなく、生まれて死んでいくのか……

生きる理由は人それぞれ違うと僕は思う。その理由に、正解か不正解かもないと思う。

けどもし、自分が死んだら誰かが悲しむからとか、これからの人生楽しいことがあるからとか… 

そういうなのが理由ならば、僕が生きる理由っていうのは完全に否定される。

僕には、生きる意味も、頼る物もなかった。
そんなゴミみたいな人生だった…
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