最弱のぼっちによる異世界物語
第1章
第1章 #1 《新規の人生の始まり?》

今俺(七夕 アキト)の命は危機を瀕している。
急に異世界らしき所? に連れさられたのだった。

周りには何もない、いや何もないというのは嘘になるが、人の姿が見当たらない、ましてや人の気配すら感じないのだ。

ただよく分からない草木が生え茂っていて、一面が草原な場所にただ1人で突っ立っていた。

もう少し周りの状況を詳しく説明すると、俺のいる後ろには森らしきものがあり木が無数にある。前には草原らしきものしか広がっていない。
勿論、周りに中世ヨーロッパ的な光景が広がっている訳でもなかった。

何故か風がいい感じに吹いていて、人がいないからか、異世界なのか居心地のよい感じだった。

例えてみると、1人で暑くもなく、涼しいくらいで自転車にのって風に当たっているくらいの最高の気分だった。
とても、空気が新鮮だったけどアキトはそれどころではないのだ。

異世界に飛ばされてから、2時間たってやっと理解出来たのだ。
自分は異世界に行ったのではないかと。
普通に考えたら厨二病的な考え方でアニメの見すぎで、こんな考えを一瞬でもした自分に恥ずかしくなってくる。

アキトは、まず少しでも頭を整理するため
そこら辺にあった石の上に座りながら、異世界に飛ばされる前の状況について思い出した。

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