クリスタルハート
「私帰ります。」

そう言って、立とうとしたら一ノ瀬に肩を押された。

「ダメ。そんな状態では帰せません。」

帰りたいし。

「何で?」

「一人にさすのは心配だから。」

本当に家に帰してくれなさそう…。

ま、いっか。

「わかったよ。」と言うと、笑顔になった。

でも、何かおかしい。
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