toxic
「・・・ん」
目を開けると、そこは見慣れない風景。
あ、そうだ。
昨日隣の部屋に泊まったんだった。
まだぼーっとしながらあたりを見渡す。
間取りは一緒だけど、まったく違う部屋。
メンズものの香水の匂いが鼻をくすぐる。
あ、この匂い好きかも・・・
そういえば、あいつはまだ寝てるのだろうか。
そっと寝室を覗くと、そこに男の姿はなかった。
仕事行ったのかな
まあ、少し嫌なやつだったにしても助けてもらった事にはかわりない。
帰ってくる頃に、お礼言いに来ようかな。