そのイケメン、オタクですから!
「私メイドカフェでバイトしてるんです。ある人にバイトがばれちゃって、先輩には一昨日言いました。それまではバイトのこと、先輩にも言ってなかったんです。だから先輩がバイトの自由化の為に頑張ってたのは私の為じゃありません。皆の為です。
それなのに……先輩は私のこと助けようと思って皆さんの名簿渡してくれました。私のせいです、本当にすみませんでした」
「……お前のことは関係ない。俺が悪いんだ。皆には、本当に申し訳ない」
及川先輩がもう一度頭を下げた。
「…………」
「…………」
皆がなんて言ったらいいか悩んでるみたいで、しんと静かになる。
「おーい、予鈴もう鳴ってんぞ。早く自分の教室に戻れー」
突然先生の声が響いて、教室はざわめきを取り戻した。
生徒たちは皆散り散りになって、2年3組の生徒、私とよっちゃんだけが残った。
先生が及川先輩に声をかける。
「及川、話があるから放課後職員室に来い」
「はい」
「お前らもさっさと帰れ」と先生に背中を押されて、私は後ろ髪を引かれながら教室を出る。
「大丈夫だよ、留愛」
隣で聞こえたよっちゃんの声も、少し不安そうに揺れていた。
それなのに……先輩は私のこと助けようと思って皆さんの名簿渡してくれました。私のせいです、本当にすみませんでした」
「……お前のことは関係ない。俺が悪いんだ。皆には、本当に申し訳ない」
及川先輩がもう一度頭を下げた。
「…………」
「…………」
皆がなんて言ったらいいか悩んでるみたいで、しんと静かになる。
「おーい、予鈴もう鳴ってんぞ。早く自分の教室に戻れー」
突然先生の声が響いて、教室はざわめきを取り戻した。
生徒たちは皆散り散りになって、2年3組の生徒、私とよっちゃんだけが残った。
先生が及川先輩に声をかける。
「及川、話があるから放課後職員室に来い」
「はい」
「お前らもさっさと帰れ」と先生に背中を押されて、私は後ろ髪を引かれながら教室を出る。
「大丈夫だよ、留愛」
隣で聞こえたよっちゃんの声も、少し不安そうに揺れていた。